今回は、品質ではなく雑談です。私の大好きな趣味である旅行(特に海外旅行)について語りたいと思います。とは言え、ネット上にはすでにたくさんの旅行記が公開されているので、旅先の詳しい情報についてはそちらをご覧ください。ここでは、私が実際に行ってみて、特に感じたことを
《良かったこと》… ◎
《困ったこと 》… ▲
《その他の情報》… ※
でお伝えします。ネットやガイドブックにはあまり書かれていないこともありますので、これから行こうとしている人は参考にしてください。なお、過去の情報なので、現在は状況が変わっているかも知れませんのであしからず。
旅のスタイルは人それぞれであり、今回の情報が参考にならない方もいると思うので、最初に私の海外旅行のスタイルをお伝えしておきます。
①同伴者あり(一人ではいかない)
②大手旅行会社のツアー(ただし、直近のスペイン旅行は個人手配)
③バックパッカーではない。ドミトリー泊も無理。
ごく普通の、ちょっと旅行が好きなおじさんです。
1.タイ(バンコク)経由ネパール(カトマンズ、ポカラ)… 1988年1月(友人と)
◎初めての海外で何もかもが新鮮。機内食、街の風景、人の流れ、言語、貨幣、臭いなど
◎ネパール人のガイドと仲良くなり、現地の食べ物屋に連れていってもらえた。
ダルバート(辛い! 旨い!)、ウォー&チャン(チベットのお好み焼きとビール)
▲タイの地元料理はクセのある香草やスパイスが多く、まったく食べられなかった。
※バンコクは大都会で大渋滞。カトマンズはカオス(人と牛と犬が共存、お香とスパイスと糞尿の臭い、インド系音楽とクラクションの嵐)。このカオス感がたまらない。
2.ウィーン、スイス各地、パリ … 1991年5月(妻とハネムーン)
◎ヨーロッパは古そうな街並みがきれい。(見慣れてくると飽きるが)
◎スイスはどこにいても美しい山々が見えて感動。
▲時差ボケ。ウィーンでの音楽鑑賞が目的のツアーだったが、ほとんど居眠り。
▲ユングフラウからの帰りの登山列車内でひどい頭痛。高山病だったと思う。
▲ミートフォンドゥのソースはマヨネーズ味ばかり。醤油とワサビが欲しかった。
3.ハワイ(ホノルル)… 1993年2月(妻、母と)
◎サブマリン初体験。プールより深いところから見る景色を始めて体感。すべて青っぽく見える(海水が赤い光を吸収するかららしい)。
◎シーライフパークのイルカショーは、広いプールをイルカたちが悠々と泳いでいて、日本で見たイルカショーよりかなり面白かった。
◎ディナークルーズ(高いプラン)。送迎はリムジン(初めて乗った)。食事もおいしかったが、食事の後、バーラウンジでカクテルを飲みながら聞くジャズの生演奏は最高。
▲ハワイは寒い! 空港、バス、レストランなど、冷房が効き過ぎ。
4.シルクロード(西安、ウルムチ、トルファン、敦煌)… 1999年8月(友人と)
◎兵馬俑:2000体の土人形が並ぶ様子は圧巻。土のにおいが発掘現場らしく生々しい。
◎南山牧場での乗馬体験:遊牧民と二人乗りで川の中や遊歩道を進む。馬が石を踏んで歩いているのが分かった。最後の爆走に大興奮。
▲砂漠の遺跡を観光中、ロバ馬車の最前席でのこと。目の前でロバのお尻からウ○チが..
▲敦煌・鳴沙山はがっかり。ラクダ待ちの人が多すぎ。辺り一帯ラクダのウ○チだらけ。
▲帰国後、保健所から呼び出しを受けた。ツアー参加者から赤痢患者が出たらしい。私も検査したが問題なし。※旅行中、友人の勧めで、毎食後に梅干し(日本から持参)を食べていたのが効いたのかも知れない。友人曰く「梅干しは食中毒を予防する」らしい。友人に感謝。
5.チベット(ラサ、成都)… 2007年3月(小学生の息子と)
◎これぞ秘境。何もない。あこがれの風景。
▲高山病。症状①まっすぐ歩けない(ホテルの廊下を左右の壁にぶつかりながら歩いていた)。
症状②オシッコを出せない(出したいが出ない)。身の危険を感じて早々に成都に戻ったが、体が元に戻ると溜まりに溜まっていたものを我慢できずに空港内でお漏らし。高地へ行かれる方は、念のため紙おむつを持っていくことをお勧めします。
症状③頭痛。ユングフラウに比べれば大したことはなかった。
▲上述の父親の様子を見て、息子が「海外旅行は怖い」とトラウマになってしまった。
▲本場四川の麻婆豆腐は日本とは大違い。私たちの口には合わなかった。
※本当に高山病は怖い。命の危険を感じた。マチュピチュやウユニ塩湖などにも行ってみたいが、あきらめた。ちなみに、ラサの標高は3650m、マチュピチュ 2430m、ウユニ塩湖 3656m、ユングフラウヨッホ展望台 3471m、富士山 3777m(富士山もかなり危険)。マチュピチュは大丈夫そうだが、観光拠点であるクスコは3399mなのでやっぱり無理。
6.トルコ(イスタンブール、カッパドキア)… 2011年7月(妻と結婚20年記念)
※ツアーはバス移動が多いのでやめて、イスタンブールに1週間滞在のプラン。途中カッパドキアに1泊2日で小旅行(大きな荷物はイスタンブールに置いたまま)。イスタンブール市内1日観光とカッパドキア以外は自由行動。
◎ホテルのテラスで海を見ながらの朝食は気持ちがいい。
◎サバサンドがうまい。ガイドブックで紹介している有名な店ではないがとてもおいしかった。その他の食事は、連日大衆食堂(ロカンタ)通い。これが、便利で安くてうまい。
◎ガラタ塔からの眺めが最高(ガラタ橋や対岸のブルーモスクなど)。超お勧め。
◎軍事博物館で行われている軍楽隊のマーチング演奏が迫力満点。
▲ボスボラス海峡でショートクルーズのつもりが間違ってロングクルーズのチケットを買ってしまい、黒海近くまで連れていかれた。行った先での散策や往復3時間の船旅も楽しかったので、これはこれで良かった。
▲カッパドキアの空港でチェックインする際に、預ける荷物が無いことを説明するのが大変だった。英語力の無さを痛感。
▲片道12時間の長距離フライトはさすがに体にきつい。そんな年齢。
7.インド(ニューデリー、アグラ、アジャンタ、エローラ)… 2017年8月(大学生の娘と)
◎タージ・マハルは真っ白で外観は美しいが中は見るものは少ない(お墓だから)。アグラ城は全てが茶色で内部も大迫力。私はアグラ城の方が好き。
◎エローラ石窟は一見の価値あり。寺院や石像は石を積み上げて作られているように見えるが、実は岩を削り出して作られており、すべてつながっている。信じられない。無数の彫刻もきれい。
▲本場のカレーは辛かった。毎日昼夜カレーはさすがに飽きる。
▲食後の口直しの「フェンネル」は苦手。
※娘は腹をこわしていたらしい(私は大丈夫)。日本人はインドで腹を下す人が多いと聞くが、食べ物のせいだけでなく、異文化に触れたストレスから腸内バランスが崩れることも原因らしい。なので、旅行の前から整腸剤を飲んで胃腸を整えておくことが有効とのこと。私は異文化が大好きだからストレスを感じてないのかも。
ガイドのインド人曰く、「腹を下したときにラッシー(インドのヨーグルトドリンク)はよくない。炭酸水を飲みなさい」。日本人の感覚とは真逆だが現地の人はそう言っていた。信じるか信じないかはあなたしだい。
8.スペイン(マドリード、トレド、コルドバ、ロンダ、ジブラルタル、セウタ、マラガ、ミハス)… 2024年3月(娘と)
※新型コロナが収束して旅行再開。初の個人旅行(飛行機以外は自分でネット予約。鉄道、バス、ホテルなど)。練りに練ったプランが実現。
◎人生初のビジネスクラス。エコノミーとの違いに歓喜。香港経由は意外に手頃。
◎食事に外れなし。特に、アンダルシア地方の名物料理(フラメンキン、サルモレホ)は絶品。そして、スペインのワインはうまい。
◎トレド大聖堂とコルドバのメスキータは荘厳且つ大迫力。是非訪れてほしい。
◎フラメンコに圧倒された。店やダンサーの当たり外れはあるらしいがビギナーに違いは分からない。とにかく面白い。一度は見るべし。
▲マドリードとトレドは坂道だらけ。Googleマップで近そうに見えても実は大変。
▲コルドバの歩道は格子状の溝があってスーツケースを押すとガタガタ。駅から近いホテルだったが、かなりしんどかった。
▲強風のためジブラルタルのロープウェーに乗れず残念。翌日、強風でもジブラルタル海峡のフェリーは動いていた。大揺れで周囲はゲロ者続出だったが、私たちは大丈夫。
▲マラガのヒブラルファロ城跡から下る坂道でスリにあった。幸い、すられた直後に気が付いて取り戻せたが、いま思い出してもゾッとする。歩いている後ろからバッグのファスナーを開けて財布を取り出すとは恐るべきテクニック。教訓:貴重品は腹に巻いて服で隠すべし。
—
以上、私の海外旅行体験でした。
すでに次回の旅行に思いを巡らせています。今度はどこに行こうかな。世界一周もいいな。でも入国審査が面倒なアメリカを通るのは嫌だな.. そんなことを考えているこの頃です。
コメント